スティーブン・フォレスト(Steven Forrest) 魚座の天王星

   魚座の天王星
Steven Forrest
「海はどんな川も拒否しない」 -ピートタウンゼント
嵐のような19歳が家を出ることを考えてみましょう。外向きには仮面をまとっていますが、内面では自己疑念や不安感が募っているでしょう。「家を出る」ということは私たちすべてにとって重要な成長段階なので、私たちは反逆や反抗は、しばしば必要な道具でもあるということを受け入れなければなりません。天王星の仕事である個性化を行うためには、エゴは「ドキドキする」必要があります。結果はいつも魅力的であるとは限りませんが、その付加的な心理学的な側面がなければ、人間や文化全体は前進していくときに付随する制御することのできない未知と向き合うために十分な勇気を持つことができないかもしれません。

一方、魚座はより優しい過程、つまり、降伏や超越、受容を反映します。魚座は、意識を、エゴやその「確実性」(真のあるいは見せかけの両方として)との狭い同一化から解放することを追求します。

このため、天王星が魚座に入るときには、私たちは対極のものの間の古典的な対立を体験します。天王星は、自信を刺激することで機能します。ある種の「ウイスキーカレッジ(あてにならない勇気)」でしょう。魚座は反対方向、つまり、解き放ち、開放し、忠誠心とともに流れに乗り、屈服するような力を加えます。

天王星が魚座を運行する8年間の間、これらの対立するアーキタイプは個人の生活や歴史の段階の両側面で騒々しい結婚を遂行していきます。いつでも同じように、このパターンの下にも神聖な目的が働いています。それは、完璧なタイミングでやって来て、私たちみんなに癒しの影響を与えることができます。もちろん、私たちは集団的な大騒ぎをする自由もあります。

私の視点の中では、ここが天王星と魚座の錬金術の核心です。私たちの集団的な個性化の過程は、魚座的な価値観や方法論により動かされ、支持されなければならない段階に達したのです。私たちは未知と直面しなければなりません。私たちは、内面化し、内向化した歴史の反射作用による引力の場や私たちを古いパターンの考え方や振る舞いの奴隷にさせる内面化し、内向化した権力から離れなければならないのです。私たちは過去と仲良くすることを止めなければならないのです。

このような天王星的な目標を達成するために、私たちの戦略は次のようなテーマを含む魚座のアーキタイプの分野を反映させる必要があります。
1. 幻想や想像
2. 前兆や兆し、「壁に書かれた手書き文字」を読むこと
3. 境界の破壊:類別されたものの混合
4. 精神的な実践の新鮮化
5. 「他の世界」への旅
6. 過去の解放:許容
これらの過程が進行していく一方で、私たちは、また、私たち自身の抵抗や恐れと向き合わなければならなりません。天王星のエゴは、この特別な魚座の滝の中を進むことを楽しみません。驚異を感じ、死に物狂いになっているそのエゴは、制御のレベルを減らすことに固執します。集団的なパニックのムードは、天王星的なものがもともと持っているルールや抑制に対する不寛容な性質と潜在的には悪化するかたちで干渉しあうでしょう。私たちの本能的な「モラル」を安定させようという声さえも静かになってしまい、私たちの持つサディズムに対する自然な嫌悪感や子供を守ろうとする自然な欲望、自己破壊を避けようとする自然な傾向などの減少が起こるかもしれません。私たちは、同情(魚座)に対して反抗(天王星)したくなるかもしれません。

危険性は高いです。魚座はゾディアックの最後のサインです。ここには「のるかそるか」という感覚があります。84年の交点軌道を持つ天王星とともに、人類は、もちろん、何度もこの通過を生き残ってきました。現在の地政学的、そして、生態学的現実を鑑みれば、今回の特定の出現を極端な用語で枠組しないことは難しいかもしれません。恐ろしい可能性があり、潜在的には革命的な突破口があるでしょう。後者は、古いパターンや怨恨、そして、儀式的で出口のない対立への中毒から解放されるように意欲を分かち合うことのみにより達成することができるでしょう。

 兆しと前兆
12番目のサインとして、魚座は「終末の時期」を表わします。このことから自然に、天王星がこのサインを通過するときに集団的な感覚のスクリーンには多くの決着や終焉の例が映し出されます。それは、宇宙的そして歴史的な力に直面した人類の弱さを反映します。シェリーのオズマンディアの言葉、「私の作品を見よ、強力で絶望的な君よ」が思い浮かびます。それはあたかも、宇宙がすべてのものは滅びる運命にあるという魚座的な真実を思い出させてくれているようです。私たちは、自分たちの一次的な性質を思い出すときに賢くなり、より長期的で、謙遜した、現実的な歴史における私たちの立場の展望を持つのです。

次のできごとはすべて天王星の魚座通過に関連性がありますが、それらの集団的なマインドへの長期にわたる神話的な影響力を考察してください。ポンペイの廃墟が発見された(1592年)。ジーンルイスアガジスが、氷河期が一時期地球のほとんどを飲み込んだことを示した(1840年)。タット王の墓が開かれた(1922)。スペインのアルマーダが完全に破壊された(1588年)。

  「 Sic transit gloria mundi 」(ラテン語?)
より不明瞭ではありますが、化石の起源は1669年にデンマークの解剖学者ニコラスステノによりはじめて正確に説明されました。突然、すべての種が死滅したことが文字通り「石に掘りこまれた」という証拠が出てきました。

これらの発達と平行するように、私たちは魚座の天王星のもとでの「秘密」の終末を見つけることができます。これらは、殺人ミステリー小説の27ページに出てくる執事の何気ない言葉のように、私たちはずっと後にならなければすべてを把握することはできないのです。マーチンルーサーは、1507年にローマカトリックの牧師として任命されました。5年前にモンテズマ2世はアズテックの座に昇格しました。ときどき天王星の虫は、見えないように魚座の林檎の中へ入ることがあります。

これらのできごとは古典的なシンクロニシティーを映し出しています。それは、単に彼らにとってこれらの瞬間に起こることが意味があったのです。人類は「目覚ましコール」が必要なのです。私たちは自分たちの壊れ安さを思い出させてもらう必要があります。私たちは、カルロスカスタネダのドンファンの中の言葉で、私たちは「風の中の砂埃」であることを思い出させてもらう必要があります。そのような展望は、私たちの新たなイメージや方向性に対するオープンさを刺激し、それが天王星の通過の中心的な効果になります。それらは、私たちの独り善がりでプライドが高い傾向を弱めてくれます。

私は、すぐにこれらの新しいイメージについてより多くのことを話しますが、まず、占星術的な狩猟のゲームである予測をさせていただきます。私の作品によく親しんでいる方々は、私が、少なくとも厳密な意味では、あまり「未来を見る」ことのファンではないことをご存知でしょう。私は占星術家の仕事は答えを予測するのではなく、疑問を予測することだと考えています。そして、それらが私たちをより高い場所へと続く道を見つけるコーチをしてくれるのです。次に述べることは私の推測であり考えであります。中には、完全に正しくなかったと証明されて喜ぶようなこともあります。

これらの言葉を書くことに対する嫌悪感を抱くことと同じように、正直さが私に荒廃した町や集団的な死、つまり、「ポンペイ」の現代的な光景は魚座の天王星の象徴に一貫していると記録することを強要します。私は黙示録について言及しているわけではありません。その代わりに、私は人類の想像力は十分弱まってしまい、そのような恐ろしく具体的なイメージを集団的な感覚に呼び覚ますために実際に具現化させる必要があるのではないかと疑問に思っているのです。私はこれから魚座の想像力の復活させる力について多くを語ろうと思っていますので、ここでの私の言葉に気分を害するならばぜひ読みつづけてください。より幸せな結果も可能なのです。

私は、地球の生命圏からのメッセージは今後8年間の間に雄弁に証明してくれると予測に自信を感じています。「環境をこのように扱いつづけることはできない」という語り尽くされている話は、大きな緊急性と直接性を持って騒ぎになるでしょう。海面は上昇し、地球の気温は上がり、異常気象の災難が起こるでしょう。地球の物質的な環境が破壊的に急激で「大幅な」変化の対象になっているという認識が集団的な意識の中に入ってくるでしょう。氷河期の現実は魚座の天王星の時期に発見されたことを思い出してください。古典的な魚座の要素である新鮮で飲むことのできる水の供給が極端に減り、厳しい問題、おそらく、戦争さえも起こるかもしれません。水は地政学的な動乱を起こす大きな要因として原油と取って代わり始めるでしょう。

そして、ここにワイルドカードを提示します。私は、今後8年間の間に現在の歴史家が想像できないほど古い複雑な文明の論争の余地のないような証拠が発見され、それは海の底から発見されるだろうと「予測」します。これらの文明は突然の環境の変化の結果「滅びた」ことがすぐに認識されるでしょう。

では、私たちを救うことのできる力について考えていきましょう。

 想像力
このトランジットの影響のもとで、革命的な天才(天王星)がビジョンを持った想像力(海王星)との相互関係を楽しみます。これは、たぐいまれな芸術的発展と関わることは確かでしょう。それは、また、人類が新たな積極的な方向の感覚を得ることを可能にする新しいビジョンの出現の基礎を用意することになるでしょう。このため、私の視点では、想像力がこの期間のすべての鍵になるだろうと考えています。そして、想像力の司祭や女司祭の役割をするのは、もちろん、私たちの芸術家たちです。

魚座の天王星のもとで、モナリザを描き始めました(1503)。ミケランジェロは、ユリウス2世によりローマへ招かれました(1505)。ウイリアムシェークスピアは、一連の歴史的な演劇や喜劇を創作し始めました。ハンスクリスチャンアンデルセンは「 Tales Told for Children (子供に語る童話)」の第一巻を書きました(1835)。1837年には、チャールズディッケンは彼の最初の小説「 The Pickwick Papers 」を出版しました。ジョセフサックスは1841年にサキソフォンを開発し、その一周後、ジャズの時代が活気づきました。輝かしい創造的な動機が熱狂的に満ちてくる中で、ルイアームストロングやデュークエリントン、Fスコットフィツァラルド、アーネストヘミングウェイ、その他の人々が率先して集団的な感情を変化させていきました。アンドレブレトンは、1924年に、「 The Surrealist Manifesto 」を出版しました。そして、もちろん、この時期は20世紀の古典的な芸術形態である映画が盛んになる時代の幕開けでもあります。ダグラスフェアバンクの「 The Mark of Zorro 」が世に出たのは1920年のことでした。ルドルフバレンチノのもっとも人気のある作品「 The Sheik 」は1921年に公開され、1926年に行われた彼の葬儀ではヒステリーや自殺、暴動などのシーンが起こりました。フリッツラングの古典「 Metropolis 」は1926年に初演されました。

テクノロジーは芸術と強力に相互影響しあい、新たな可能性を創り出しました。ジャズシンガーをフィーチャーした映画でアルジョルソンが何行かしゃべりながら「トーキー」が始まりました。それは1927年のことで、牡羊座のカスプ付近を行ったり来たりしていました。わかりやすい例では、スコットランド人の発明家ジョンロジーバードがロンドンのソーホーにてテレビジョンのシステムをデモンストレーションしたのが1926年のことです。そして、その1サイクル前には、フランスの画家ルイスドゴールとイギリスの科学者ウイリアムフォックスタルボットはそれぞれ個々に写真を発明したのが1839年のことです。

これらのすべてのディテールの背景に私たちは明確に基本的な天王星/魚座のアーキタイプである、ビジョンを持ったアーティストが集団的な意識を新たな革命的な展望へと誘惑し誘いこんでいく様子を感じることができるでしょう。アーティスト自身は強力化され、彼らは新たな視点を求める情熱を持った受容的な聴衆と協力的につながりました。

私は、今後8年の間に芸術的なルネッサンスが起こることを自信をもって予測できると感じています。驚くほどの創造的な才能を持った天秤座の冥王星の世代が花開き、それは新時代への技術革新という乙女座の冥王星世代の才能に支えられるでしょう。私たちは、ついに、1960年代のアーティストたちにより投げかけられた長い影から離れることができ、完全に新鮮で新しい美学へと進んでいくでしょう。

そして、その新しさの芯深くに閉じ込められているのが、人類の未来なのです。

 神秘主義の文法の変化
魚座のことを考えると、私たちは神秘主義を自由連想します。天王星のことを考えると、革命を思い浮かべます。こうして、神秘主義の革命に自然に注目が向かいます。これは歴史的には正確ですが、神学としての革命と表現したほうがより的を得ているでしょう。私の疑念は、神秘主義者は人類の歴史を通してまったく同じ内面の情景を訪ねており、天王星的な変化は、体験自体よりも、その体験を表現する言葉のほうにあるのではないかということです。

また、これらの神学に関する真の天王星的な「魚雷の先まで」というやり方での変化は現存の信条のシステムとの間で緊張を生み出すでしょう。それらは、危険あるいは間違った「神学的な組織」として認識されるでしょう。

私たちは、すでに、マーチンルーサーがローマカトリックの牧師に任命されたことについて言及しました。そのできごとにより植えられた革命的な種については説明する必要もないでしょう。人類の神秘に関する「神学的」な説明の努力の古典的な例は、1170年に法王アレキサンダー3世が聖職の認定に関するルールを確立しました。トーマスケンピスの時代を代表する作品、「 Imitation of Christ 」が初めて英訳されて出版されたのは1503年でした。より最近になって、1843年にはシレンキルケガードが「 Either/Or 」を出版し、実存主義の基本的な領域を表現しました。天王星が、再度、魚座を運行すると、この議論の多い現代的な神学の実存主義的な基礎は、マーチンブーバーが「 I And Thou 」を出版したり(1923年)、マーチンハイデガーが「 Being and Time 」を出版する(1927年)ことによりさらなる発展を遂げました。

比較宗教学や神話学は難解な分野で、おそらく、マインドとソウルの相互関係について実際に動かすというよりは、それらの解釈に関する知的な変化を反映する傾向があるでしょう。つまり、言い換えれば、聖職者は典型的には教義を軍備にするわけではないということです。それでも、やはり、神秘的な比喩は強力で、私は自信を持って革命的な哲学者や精神的な思想家、神学家が現れ、彼らの作品が人類の想像力のより大きく波うつ川の源泉になっていくことを予測できると感じています。

この領域を探求する一方で、もう一つの予測をみなさんに提示したいと思います。私たちは新たな一連の「聖なるドラッグ」を使った「サイケデリック」カルチャーの再来を経験するでしょう。そして、それらの利用を改めて職業的、文化的な主流へと押し上げようとする努力がなされるでしょう。私はこのことを、魚座は意識そのものを反映し、天王星は突然で極端なものを好むという理由で言及しました。サイケデリックの作用には確かにこれらのすべての性質が反映されています。あたりまえのことを言うかもしれませんが、そのような発展は保守的な人々の反対行動を引き起こすことは間違いないでしょう。それをもう一歩進め、私たちの想像の範囲を科学薬品に限らないようにしてみましょう。今後8年間の「ドラッグ」は電気的であり、コンピューターテクノロジーに深く関連しているでしょう。さらに、それらが発生させる「部族」は、確実に、出現してくる天王星的な芸術形態に共生的な関係を持ち、ちょうど騒がしい20世紀の文化がアルコールにより動かされていたのと同じような長期的に継続する重要な文化的慣習を創りあげていくでしょう。

西洋文化の中でもっとももっとも広がった2種類の「ドラッグ」は、たばこと砂糖です。サーウォルターラレイは、1584年にロアノーク島にバージニア植民地をつくり、その3年後に北アメリカで初めてのイギリス人の子供が生まれましたが、それらはどちらも天王星が魚座を運行しているときのできごとです。その地域にいたアメリカ原住民は、すばやく彼らの新しい近隣者にたばこを紹介しました。その1サイクル前である1506年には西インドでスペイン人によりはじめてさとうきびが栽培されました。また、1842年にアメリカの外科医クラウフォードロングが患者にエーテルを使用して手術したのが、おそらく、麻酔がはじめて利用された例として重要でしょう。

 文化の境界の崩壊
魚座はときどき他の11サインをぼやかし統合したものを表すといわれます。それに対応するように、天王星がこのサインを運行するときには、私たちは文化の境界が崩壊し、その結果、比喩やイメージの創造的な交配、そして、もちろん遺伝子的な交配の数多くの例を目撃します。

数行前で、私たちは北アメリカへのイギリス人の到着に注目しましたが、それはおそらく人類がこれまでに経験した最大規模の交配の原理を表現しているでしょう。つまり、アメリカの有名で議論が多く創造的な「人種のるつぼ」という側面です。1サイクル前の1501年には、ガスパールドコルテリアルは、少なくともバイキングが半世紀ほど前に「ヴィンランド」を軽く訪問した後はじめて本格的に北アメリカ大陸へ上陸しました。何らかの理由で、ガスパールの達成したことは広く知られることにはなりませんでしたが、その歴史的な重要性は十分に明確です。それから天王星の4サイクル後になって、ほぼカスパールの航路に沿ったかたちで最初のアメリカ-イギリス間の定期汽船サービスが設立されました(1838年)。時期の流れを1サイクル進むと高度数千フィートの高さで同じようなことが起こっています。アルクロックとブラウンは、初めてノンストップで大西洋を横断し(1919年)、それはより有名なリンドバーグの一人での飛行への道を切り開きました。彼の飛行は、実際には、1927年の天王星が牡羊座に入っているときに起きましたが、天王星は次の正月ごろに数ヶ月魚座に戻るような動きをしていました。

より穏和ですが、効果がよくわかる次元では、私たちは1836年ごろのイギリスで始まった重要な鉄道建設ブームが起こり、社会的、地理的な領域を混ぜる働きをしたことを観察することができます。

私たちは、また、文化は物質的な旅行や「新世界」の開拓以外の方法を通しても融合していくということを認識しなければなりません。電報は、1837年にイギリスでチャールズホイートストンとウイリアムフォザギルクックの手により特許が得られています。私たちは、すでに、写真やテレビジョンの発明もこの魚座の天王星のバイブレーションのもとで起こったということに言及しています。

人類が想像力の致命的な失敗を体験しない限り、私たちは最終的にはより広い宇宙的な環境を探検することになるでしょう。宇宙旅行の時代の前に、私たちのもっとも満足できる「宇宙船」は天王星が魚座を運行している1668年にイザークニュートンにより発明されたし反射望遠鏡でした。7年後、ドイツの天文学者オラビスローマーは最初に光の速度を測定し、それに限界があることを証明しました。その天王星の2サイクル後、ロシアの天文学者フリードリッヒベッセルにより星の視差が測定され、星はとても大きな距離に配置されていることが証明されました。言い換えれば、天王星の魚座通過は、私たちの物理的な宇宙の中での場所の感覚を大きく深めていくことに重要な関りを持っていました。

宇宙的あるいは地理的ということに関わらず、この拡張された宇宙の感覚は、この組み合わせの基本的な特徴の一つのようです。物理学者は「他の次元」という観念について長い間考察してきました。おそらく、この天王星が魚座を通過している時期に彼らはそれらを証明、接触、あるいは、それに入ることさえする方法を発見し、私たちの「宇宙」という用語の定義を急激に拡張することにつながるかもしれません。

私たちは一連の天王星の魚座通過の中でつながっている技術革新のパターンを見ていることに注目してください。ガスパールの現代ヨーロッパ人の北アメリカ発見、大西洋横断定期汽船航路の開始、そして、最初の大西洋横断飛行はすべて異なる天王星の魚座通過の時期に起こっています。あるいは、サキソフォーンの発明、そして、その1サイクル後には、ジャズの時代が到来しました。キルケゴールは、1サイクル後にブーバーの「 I And Thou 」やハイデガーの「 Being and Time 」に引き継がれました。シェークスピアの演劇は写真の発明、さらに、映画の最初のゴールデンエイジヘと引き継がれていきます。

それに基づいて、そして、私の2段落前の「宇宙船」に関する言及に基づいて、もう一つ予言を冒険してみましょう。この8年間の中で基本的なパラダイムを変化させるほどの天文学の技術革新が起こるだけでなく、宇宙飛行の物理学に関する技術革新も起こるでしょう。もし、現在の方向へ進み続ければ、私たちは確実に国際的なスペースステーションを完成させ、それは私たちがどのように宇宙の中で願わくば文化の壁を乗り越えて調和的に実際に生活することができるかということの追求も意味しています。私は惑星間航行のスピードに関する技術革新や超光速の物理に関する大きなステップ、つまり、SFなどで語られる「ワープドライブ」などに関する進歩も予測します。すでに、その領域に関してウェールズのアルキュビエールにより興味深い研究成果が得られています。

At the time of the arrest Mercury was in exact opposition to Saturn, and because of Mercury's retrograde motion this aspect will take place two more times in December and January. Despite reports that Saddam was cooperative, this hardly indicates a talkative prisoner. One would imagine that a painstaking interrogation would take place until at least January 22nd, when the final Mercury/Saturn opposition takes place. As Mercury retrogrades to conjoin the Sun it makes a square to Mars, now in Aries, which certainly indicates high stress levels, if not an element of brutality. Still, with the three Saturn/Mercury trine, it seems like there is a triple lock on information.

  フセインが拘束されたとき、水星は土星のちょうど正反対に位置していました。また、水星が逆行するため、このオポジションは12月と1月の2度形成されることになります。サダムは尋問に協力的だったと報道されていますが、この配置は口数の多い受刑者を示すものではありません。最後の水星と土星のオポジションが形成される1月22日までは少なくとも骨の折れる尋問が続くだろうと予想されます。

 シャドウ
最初のほうで、私は天王星の魚座通過に関して、「滝を越えて進む」という比喩を用いて表現しました。人間の心理の主要な部分は、そのような見通しを好まないのは自然なことでしょう。私たちは屈服することを恐れ、コントロールを失うことを恐れ、結果が予測できない変化を恐れます。これらは自然な感情の動きであり、私たちはそれを扱っているのです。しかし、私たちの中には、それらの心配ごとにより自身を定義づけてしまう人々もいます。そのような人々の中には、単純に恐怖を感じ、古典的な魚座のシャドウのやり方、つまり、逃避や否定というかたちで不安に対して反応する人もいます。しかし、中には自分の文化や世界観、そして生活が侵食されていることを認識し行動をとる人々もいます。彼らは、魚座の天王星の変化や結論づけの怒涛のような流れにより彼らの展望の人気や集団的な支持が流されていき、取り残されてしまうということを正確に感じ取り、不安を感じるのでしょう。

おそらく、このシャドウ現象の歴史上もっとも残酷な例は「神聖な取り調べ」でしょう。魚座の天王星のもと1252年に、取り調べ人は異端者との「議論」の中で拷問道具を使い始めました。この記事では出生より歴史的なできごとに集中してきましたが、スペインの最高異端審問者の中で過剰にサディスト的だと認知されているトルキメーダがその2サイクル後の1420年に生まれていることを言及することは適切だと感じます。アメリカの歴史での別の異端審問に関する章には、悪名高い1925年の「モンキー裁判」があるでしょう。これは、学校教諭ジョンスコープスが生徒にダーウィンの進化論を教えたということで起訴された事件です。同じ年、第一次世界大戦の一等飛行士のビリーミッシェルが海軍を批判したということで軍事裁判を受けました。彼の批判は、飛行機は当時軍艦を沈没させる能力があったという観察に基づいていました。そのような軍事的な現実の変化に対処する代わりに、彼の「上司」はしばらくの間その伝達者に黙っていてもらうことを選択したのです。ここでもやはり私たちは魚座の天王星という母体の暗い側面の抑圧的な指紋の跡を見ることができます。同様な恐怖の姿勢は、1919年のアメリカ合衆国憲法の18番目の改正の通過の背景に見ることができます。これは、禁酒法時代の幕開けになり、アメリカ国民の主要な部分の過激化と疎外化を無自覚に促し、性の自由化、女性解放運動、民族統一、ジャズ、純文学などの成長のための肥沃な媒体を用意することにつながりました。

そして、おそらく、それが真のメッセージでしょう。つまり、天王星のエネルギーは、抵抗があってこそ繁栄し、何かが反対してくれることを好むのです。おそらく、「聖なる計画」の中では無知や暴力的な無視は、文化の中で必要不可欠な野菜なのでしょう。確かに、私たちは、恐怖を感じ人々や無知な人々の不快で、おそらく暴力的な、そして、究極的には無駄になってしまう反応があることも予測できるでしょう。
 祈り
それでは、私たちは何ができるでしょうか。心を開き、新たなビジョンを受け取る準備をしましょう。そして、それに驚かされるましょう。芸術家やビジョンを持った人々をサポートし、そして、実際に彼らに耳を傾けましょう。境界を越え、想像力を自由にしましょう。神の恵みが私たちの生活に見知らぬ制御のできないものを受け入れさせてくれるよう祈りましょう。終焉、それもよいもので価値のあるものの終わりに関する痛切なメッセージでさえ、しっかりと読み取り受け入れましょう。ポンペイのことを考えましょう。そして、新世界の端の松の影の沼地で生まれたヴァージニアデアと名付けられたイギリス人の赤ん坊についても。

そして、とても真剣に祈りましょう。
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